スポークが生み出す未知なる美しさ
これまでの、1ピースホイールを変える。これまでのスタイリングの常識を変える。これまでのメーカーのあり方を変える。そしてユーザーの常識さえも根底から変えてしまう。それがこの「MB-5」に課された使命。全く新しい発想をもってホイールの革命に臨んだ結果、ついにファブレスはスタイリングを極めるための1本をつくり上げた。
どうしてこんなにカッコイイのか。それはファブレスがスタイルを真剣に考えた結果である。
スポーク部分と取付け面との高低差がスポークを長く見せるデザインを生み出した。そして、5本スポークの先端を2分割することによる言わば“スポークダクト”といった斬新な形状。このデザインが採用されることにより、ホイール外周を軽く見せることが可能となる。これら全ての事象が組み合わさることにより、高級感をベースにしながらも今までにないスポーティさ、シンプルな中にスタイリッシュさを生み出すことになる。
さらにリム周辺部もこれまで山折りかフラットな面構成が多かったが、それを内側に滑らかに湾曲させることにより、このリム部分をシャープかつボリューム感のある姿に演出。これは3ピース的なアウターリムを彷彿させるファブレスならではのマジックなのである。
また、こうしたデザインホイールにありがちな無駄な重さをファブレスは良しとしない。ハブの裏側を肉抜きすることによる大幅な軽量化によってこのデザイン、このサイズからは想像のできない軽さを得た。実際の開発陣も手に取った時は驚きが隠せなかったという。もちろん、コンピューター解析を繰り返し、図面段階の設計から耐久性は考慮。軽量化か、耐久性か。度重なるレース活動によって培われた究極のバランス、ファブレスの品質にかける思いは少しも損なわれていない。 |
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3フェイスの衝撃
そして、今回最大の特徴とされるのが1ピースだけの特権である3つのフェイス。果たして同型で3フェイスも用意したメーカーがこれまであっただろうか?勿論、車種によって足回りのラウンド径が異なるため、キャンバーなどを入れない限りセットできないモノが多々あった。「欲しかったホイールがミニバンなどの車種に対応しない」とはよくある話だ。一方、そうしたリクエストに応えようとすれば今度はセダンなどに最適な深いホイールを作るのに躊躇が生まれてしまう。セダンか、ミニバンか。そんな二者択一を我々は望んでいない。どちらでもない中途半端なホイールをユーザーたちは選んでくれるのか?そこでファブレスはユーザー本意で考える発想を前提にし、形状の違う3つのフェイスを生み出した。
ミニバンをターゲットにしたボリュームのある「フェイス1」。セダンのフロントやミニバンのリアに最適なバランスのとれた「フェイス2」。そしてセダンのリアをターゲットにし、攻撃的なラウンド量を持たせた「フェイス3」。この3つのフェイスが生み出す無限の可能性。これからの自動車メーカーたちが、プロデュースしてくれるであろうスタイリングを先読みしたシンプルでスタイリッシュなホイールを全ての車種へ。このホイールが全てのクルマを、全てのユーザーを取り込んでいく。
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【OPTION】(別売り)
センターキャップ RED |
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